ごあいさつ

当クリニックは北祐会の『すべては患者さんのために』を基本に、
副題『その人らしく居られる医療』を理念に加えます。
1982年に北祐会が誕生してから現在まで、神経難病の原因究明・治療・リハビリテーションは
大きな変遷を遂げてきましたが、同時に膨大な情報・選択肢が社会に溢れるようになりました。
そのような時代だからこそ、神経難病の患者さんが社会でよりその人らしく居られるために、
私たちは知恵を絞り出してサポートするチームでありたいと思います。

院長廣谷 真(ひろたに まこと)

院長 廣谷 真(ひろたに まこと)

主な経歴

  • 平成13年3月札幌医科大学医学部卒業
  • 平成13年5月北海道大学大学院医学研究科神経内科学講座入局
    北海道大学病院・旭川赤十字病院・帯広厚生病院で勤務
  • 平成23年3月北海道大学大学院医学研究科博士課程修了
    (学位論文名:多発性硬化症のB細胞におけるToll-like receptor 9と免疫調節性機能に関する研究)
  • 平成23年4月北海道大学神経内科助教
  • 平成25年4月北海道大学病院診療准教授
  • 平成28年4月医療法人北祐会 北海道脳神経内科病院(旧 北祐会神経内科病院)医務部部長
  • 平成28年11月医療法人北祐会 札幌パーキンソンMS神経内科クリニック院長

【主な資格・受賞歴】

  • 医学博士
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本神経学会専門医・指導医
  • 日本多発性硬化症協会 平成21年度医学研究奨励賞
  • 日本神経免疫学会 平成22年度 Young Neuroimmunologist Award
  • 趣味

    オーケストラ演奏(バイオリン)、ジョギング、スポーツ観戦(とくにテニス)、登山。
  • 好きな食べ物

    何でも! コーヒーとケーキがあれば十分幸せ また、無類の牡蠣好きです。
  • 苦手な食べ物

    唯一苦手なのがミニトマト ふつうのトマトは大好きですが、ミニトマトの口で弾ける食感が未だに好きになれません…。
  • 特技

    どこでも眠れること 
    学生時代にバックパッカーで訪れたインドで、喧騒のなかでもぐっすり眠る技を習得しました。
  • 休日の過ごし方

    たいていは山歩きかジョギングをして、楽器を弾いています。

院長ブログ Dr MAKOTO’S BLOG

副院長山田 恵子(やまだ けいこ)

副院長 山田 恵子(やまだ けいこ)

主な経歴

  • 平成2年3月北海道大学医学部医学科卒業
  • 平成2年5月北海道大学医学部付属病院神経内科入局
    (旧)国立診療所札幌南病院、伊達赤十字病院、市立函館病院 北祐会神経内科病院で勤務
  • 平成12年3月北海道大学大学院医学研究科博士課程修了
    (学位論文名:発達脊髄及び小脳におけるグルタミン酸トランスポーターの発現と局在に関する分子細胞科学的解析)
  • 平成12年4月日本学術振興会特別研究員(PD)
    北海道大学大学院医学研究科生体構造解析学分野においてニューロン樹状突起の構造分化における
    グリア線維の役割に関する研究に従事
  • 平成16年10月医療法人祥和会いわみざわ神経内科・内科クリニック副院長
  • 令和5年8月札幌パーキンソンMS神経内科クリニック副院長

【主な資格】

  • 医学博士
  • 日本内学会総合内科専門医
  • 日本神経学会専門医・指導医
  • 日本頭痛学会専門医
  • 日本解剖学会平成12年度奨励賞
  • 趣味

    オーケストラ・室内アンサンブル演奏(バイオリン)、ヨガ、水泳、乗り鉄
  • 好きな食べ物

    お茶、コーヒー、果物、野菜、甘いもの
  • 苦手な食べ物

    特にありません
  • 特技

    よく寝てよく食べること
  • 休日の過ごし方

    音楽ボランティア、地域の音楽活動への参加、そのための練習で過ごす時間が多いです。ヨガや筋トレ、旬の食材や着物の古着探しをすることもあります。

顧問菊地 誠志(きくち せいじ)

顧問 菊地 誠志(きくち せいじ)

主な経歴

  • 北海道医療センター名誉院長

【専門分野】

  • パーキンソン病等の神経変性疾患
  • 免疫性神経疾患

【主な資格】

  • 日本神経学会専門医・指導医
  • 日本内科学会認定内科医・指導医
  • 日本認知症学会医専門医・指導医

神経免疫部門・地域連携部門 顧問
深浦 彦彰(ふかうら ひこあき)

神経免疫部門・地域連携部門 顧問 深浦 彦彰(きくち せいじ)

主な経歴

【専門分野】

  • 免疫性神経疾患
  • 血液浄化療法

【主な資格】

  • 日本神経学会認定専門医・指導医・代議員
  • 日本神経治療学会評議員
  • 日本神経免疫学会評議員

医療法人 北祐会 理事長
濱田 晋輔(はまだ しんすけ)

医療法人 北祐会 理事長 濱田 晋輔(はまだ しんすけ)

すべては患者さんのために

医療法人 北祐会は、北海道初の神経内科専門病院として、また日本初の神経難病専門病院として昭和57年に北海道脳神経内科病院(旧 北祐会神経内科病院)を開設、以来42年間、一貫して「患者さんのための神経内科」を目指し、北海道の神経難病の治療、臨床研究に励んでおります。

『すべては患者さんのために』という理念のもと、常に患者さんの視点にたち、経験豊かな神経難病専門の医師、看護師、リハビリスタッフ、医療相談員、管理栄養士、検査技師、他、多数のスタッフがチームを編成し、一丸となって神経難病医療に従事しております。私たちは、全ての神経筋疾患患者さんが満足し、安心して医療を受けられること、また、その環境づくりを目指しております。

現状では開院の目的の一つである神経難病及び神経疾患の原因解明、治療法の確立は、未だ十分にはなされておりませんが、臨床を通してこの大きな課題に取り組むことも私たちの使命であります。研究主体の大きな目標に対しては、平成23年、一般財団法人「北海道神経難病研究センター」を設立、研究成果を患者さんに還元すべく日々邁進しております。

この度、さらに患者さん及び御家族のニーズに添った、満足度の高い医療サービス提供を目指し、以前より要望の多かった札幌駅に『札幌パーキンソンMS神経内科クリニック』を開設しました。外来リハビリテーションも充実させ、診療時間はより受診しやすい時間帯を設定し、患者さんの病態に合わせ北海道脳神経内科病院(旧 北祐会神経内科病院)と密接に連携して包括的な医療の提供を目指します。

これからも、創設の志を受け継ぎ、神経難病を中心に全ての神経筋疾患に真摯に向き合い、それに苦しむ方の力になるべく努力してまいります。支えてくださる皆様へ感謝致しますと共に、目標を同じくする仲間と力を合わせて頑張ってまいりたいと思います。

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主な論文/廣谷 真

  1. Hirotani M, Maita C, Niino M, Iguchi-Ariga S, Hamada S, Ariga H, Sasaki H. Correlation between DJ-1 levels in the cerebrospinal fluid and the progression of disabilities in multiple sclerosis patients. Mult Scler. 2008; 14(8):1056.
  2. Hirotani M, Niino M, Fukazawa T, Kikuchi S, Yabe I, Hamada S, Tajima Y, Sasaki H. Decreased IL-10 production mediated by Toll-like receptor 9 in B cells in multiple sclerosis. J Neuroimmunol. 2010; 221(1-2):95.
  3. Hirotani M, Niino M, Sasaki H. The role of B cells in multiple sclerosis: implications for B-cell-targeted therapy. Curr Med Chem. 2010; 17(28):3215.
  4. Hirotani M, Niino M, Fukazawa T, Yaguchi H, Nakamura M, Kikuchi S, Sasaki H. Decreased interferon-α production in response to CpG DNA dysregulates cytokine responses in patients with multiple sclerosis. Clin Immunol. 2012; 143(2): 145.
  5. Houzen H, Niino M, Hirotani M, Fukazawa T, Kikuchi S, Tanaka K, Sasaki H. Increasing prevalence, incidence, and female predominance of multiple sclerosis in northern Japan. J Neurol Sci. 2012; 15 (323): 117.
  6. Sugimoto C, Hirotani M, Yoshikiyo K, Koshimizu U, Wakao R, Horinouchi T, Mazaki Y, Higashi T, Fukazawa T, Fujita H, Sasaki H, Wakao H. The dynamics of mucosal-associated invariant T cells in multiple sclerosis. Springerplus. 2016; 5; 5(1):1259.

主な論文/深浦 彦彰

  1. Tahara M, Oeda T, Okada K, Kiriyama T, Ochi K, Maruyama H, Fukaura H, Nomura K, Shimizu Y, Mori M, Nakashima I, Misu T, Umemura A, Yamamoto K, Sawada H.Safety and efficacy of rituximab in neuromyelitis optica spectrum disorders (RIN-1 study): a multicentre, randomised, double-blind, placebo-controlled trial.Lancet Neurol. 2020 Apr;19(4):298-306.
  2. Watanabe M, Nakamura Y, Sato S, Niino M, Fukaura H, Tanaka M, Ochi H, Kanda T, Takeshita Y, Yokota T, Nishida Y, Matsui M, Nagayama S, Kusunoki S, Miyamoto K, Mizuno M, Kawachi I, Saji E, Ohashi T, Shimohama S, Hisahara S, Nishiyama K, Iizuka T, Nakatsuji Y, Okuno T, Ochi K, Suzumura A, Yamamoto K, Kawano Y, Tsuji S, Hirata M, Sakate R, Kimura T, Shimizu Y, Nagaishi A, Okada K, Hayashi F, Sakoda A, Masaki K, Shinoda K, Isobe N, Matsushita T, Kira JI.HLA genotype-clinical phenotype correlations in multiple sclerosis and neuromyelitis optica spectrum disorders based on Japan MS/NMOSD Biobank data.Sci Rep. 2021 Jan 12;11(1):607.
  3. Niino M, Fukumoto S, Okuno T, Sanjo N, Fukaura H, Mori M, Ohashi T, Takeuchi H, Shimizu Y, Fujimori J, Kawachi I, Kira JI, Takahashi E, Miyazaki Y, Mifune N.Correlation of the symbol digit modalities test with the quality of life and depression in Japanese patients with multiple sclerosis.Mult Scler Relat Disord. 2022 Jan;57:103427.
  4. Tahara M, Oeda T, Okada K, Ochi K, Maruyama H, Fukaura H, Nomura K, Shimizu Y, Nakashima I, Misu T, Umemura A, Yamamoto K, Sawada H.Compassionate open-label use of rituximab following a randomised clinical trial against neuromyelitis optica (RIN-2 study): B cell monitoring-based administration.Mult Scler Relat Disord. 2022 Mar 7;60:103730.
  5. 深浦彦彰 特集I/多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の治療
    1.多発性硬化症・NMOSDの免疫治療-最新の動向. 脳神経内科 4月号 2022 東京 (in press)
  6. 深浦彦彰 8. 一次性進行型MSの治療の現状と展望. -基礎・臨床の最新知見ー. II. 中枢神経脱髄疾患. 日本臨牀「免疫性神経疾患(第2版)」. 2022年5月増刊  東京 (in press)