SKYサロン2018.07.13
昨日第4回SKYサロン「神経難病のチームケア」を開催しました。
これまでは患者さんを対象としてきましたが、今回のサロンは施設・事業所担当者、ケアマネジャーを対象にしたはじめての試みです。
「神経難病のチームケア」をテーマに、日頃患者さん(利用者さん)と接して嬉しく感じたこと、難しく感じていること、ネットワークを深めるためのアドバイスなどが交流されました。あっという間に過ぎた1時間のサロンは、神経難病のチームケア・ネットワークを今後さらに拡げていくものと実感しました。
クリニック通院中の患者さんを通じて日頃お世話になっている医療ソーシャルワーカーに直接お会いできることもサロンの良さです。また、難病患者さんのケアをすすめていくにあたりサポートしてくださる難病ネットワークスタッフとお会いできることもサロンの嬉しいところです。今回のサロンはたくさんのケアマネジャーに参加をしていただきましたが、偶さかの雑談では私のプライベートな知人をご存知の方もおられ、なんとも世間の狭さに親近感を覚えることもありました。
クリニックスタッフのなかから結成したプロジェクトチームを中心に、スタッフ総出でサロンの企画準備がすすめられたことに、頼もしさと感謝を感じています。
クリニックでは患者さんひとりひとりの身体・認知機能の変化を把握し、常にその先を予測しています。そして、その予測に基づき、少し早いくらいのタイミングで医療・介護・社会資源を導入することが大切です。神経難病患者さんへ治療やケアの導入が遅れることがあってはならず、それはご本人・ご家族の思いに応えることにも繋がると信じています。
神経難病に特化した小規模クリニックならではの「専門性と機動力(リアルタイムな医療・福祉連携)」を今後も大切にしていきます。
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
Categoryカテゴリー
Archive月別アーカイブ