SKYサロン2019.03.18
先日3月14日に開催した第6回SKYサロン。
今回はお二人の患者さんにお話しをしていただき、また10名の患者さんが手作りの作品を展示してくださいました。
これまでのSKYサロンは、患者さんどうしの談話会、スタッフによるお話し、ストレッチ体操、太極拳、医療・福祉スタッフとの懇談会などを行ってきましたが、今回はすべて患者さんが発信するプログラムです。
講演では、病気の症状を自覚するようになった時の不安な気持ちから、診断を受けたときの動揺、治療をすすめていくにあたっての気持ちの持っていき方を交えて、お二人の話しが続いていきます。そして、家族や友人との向き合い方、毎日の生活で今大切にしていること、さらには将来への希望など、たくさんの思いが詰まった、大変貴重な話を聞くことができました。
展示会では、患者さんが日々楽しんで取り組んでいる手芸、押し花、お菓子、編み物、アクセサリー、書などの作品が、たくさんの思いやエピソードが添えられて展示されました。参加者一同でひとつひとつの作品をじっくり鑑賞し、苦労話や笑い話を分かち合いながら、賑やかな時間はあっという間に過ぎていきました。
病気になったために、ふらついたり、上手く歩けなくなったり、手足がふるえる…体の機能としては減っていくところもありますが、それ以上に増えていくところもたくさんある。物事や時間に対する気持ちの思い入れや、家族や友人への愛情。周囲への思いやりや敬意が増えていく、そんなことを感じさせてくれるサロンでした。
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
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