Dr Makoto’s BLOG

中央図書館の思い出 ~カルミナ・ブラーナ

音楽2024.10.27

朝晩はだいぶ冷えるようになり、先日は朝早くに寒さで目覚めてしまいました。札幌市内の公園もだいぶ紅葉が色付いてきています。
 
今の時代は観たい映像を、スマートフォンのYouTubeからいつでも観られるようになりました。便利な時代です。今では想像つきませんが、学生時代のときに、中央図書館の視聴覚資料としてレーザーディスクを無料で観られるようになったのに感激したものでした。中央図書館に通って、たくさんのレーザーディスクをあさって楽しんだものです。
 
なかでもお気に入りだったのが「カルミナ・ブラーナ」というオルフが作曲した世俗カンタータのライブ映像です。この曲は、オーケストラと大合唱からなる大きな編成の音楽で、なかなか生で演奏されることはありません。演奏冒頭の「おお、運命の女神よ」は時々メディアでも抜粋される曲のため、きっと耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
 
1988年に小澤征爾が指揮するベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に、晋友会合唱団という日本のアマチュア合唱団が共演したカルミナ・ブラーナのライブ映像。日本の合唱団が本場ヨーロッパでこの大曲を歌い上げるという衝撃的な演奏で、ディスクがすり減るくらい楽しませてもらいました。
 
さて、先日クリニックの診察室で、通院中の患者さんが、このカルミナ・ブラーナに合唱で参加するとのニュースを聞きました。目が飛び出してしまいそうなほど驚きました。なかなかプロでも演奏機会が少ない大曲を、アマチュアのオーケストラと合唱団が挑戦する、それだけで既にロマンを感じてワクワクしています。きっと演奏者の熱量に圧倒されるのではないかと、今から2月2日(キタラ)の演奏を心待ちにしています。
 

~中島公園の紅葉

廣谷 真

廣谷 真Makoto Hirotani

札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長

【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。

【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩