音楽2019.10.14
朝晩はすっかり肌寒くなり、だいぶ秋めいてきました。
紅葉の便りもちらほらと聞こえてきて、これからが見頃のピークを迎えそうです。
映像も音も美しく、コンサートを聴きにいったような映画でした。
恩田陸が原作の「蜜蜂と遠雷」。
国際ピアノコンクールを舞台にした、色んな背景を持った4人のピアニストの物語です。
恩田陸が実際に国際コンクールの取材を重ねたという本腰の入れようで、その圧倒的な音楽描写に惹き込まれていきます。そして、4人のピアニストがお互いに影響を与え、影響を受けていくエモーショナルな描写にも感動します。
純粋さやみずみずしさに溢れた若さや才能というのは眩しく、羨ましくも感じます。
一方で、歳を重ねて色んなものに囲まれ、縛られながらも、好きという一心で打ち込む姿にも尊敬します。
日常の何事でも、真剣に取り組んでいくほど、背景が違ってもお互いに影響しあって大切な関係になっていくのでは。
コンクールという真剣舞台の映画を通じて、そんなことを感じました。
こんなふうに書いていると、自分もすっかり歳をくったものだと嫌気も差しますが(笑)、
それはさておき、純粋さやみずみずしさを持ちながら毎日を生活していきたいものです。
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
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