ご案内2017.01.28
「人間のからだのなかで、無意識に動かしているもの」
と言われたら何を思い浮かべますか?
心臓 そうです・・・一番といっていいほど大事で、一日に100,000回くらい拍動しています。
目 はい・・・まばたきは一日15,000回くらいするのだとか。
それでは、
「唾液や食べ物、水分の飲み込み」(嚥下といいます)は一日何回くらいしているでしょうか?
答えは、一日3,000回くらい嚥下をしているのです。
・・・けっこう多いと思いませんか?!
美味しく食べるのにとっても大切な嚥下ですが、
「ムセてしまう」(誤嚥と言います)と肺炎を起こしやすくなり、体重や体力の低下にもつながってしまいます。
誤嚥はいわゆる加齢でも生じますが、神経難病の患者さんにはとくに生じやすいと言われています。
簡単なチェック方法として、
✓30秒間に3回しか飲み込みができない
✓30mlの水を5秒以内に飲むことができない
ときには、嚥下のはたらき具合が良くない可能性があると言われています。
クリニックのリハビリST(言語療法)では、嚥下についてのトレーニングも行っていますが、
今回より多くのかたに嚥下の大切さをお伝えしたいと思い、講演会を企画しています。
神経難病緩和医療研究会 第4回講演会 「どうして誤嚥するの?」
3月11日(土) 道新ホール(札幌市中央区大通り西3丁目)
定員700名 (車いす席あります)
クリニックと北祐会神経内科病院のスタッフが企画している講演会です。
一人でも多くのかたのご参加をお待ちしています。
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
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