クリニック2021.03.22
東京では桜の満開が宣言されたようです。北海道もあと1か月…桜の開花を待つこの時期がいちばんワクワクするような気がします。
クリニックの患者さんは成人の方が多いのですが、前職の北大病院から診療してきた患者さんには、中学生や高校生の頃から関わってきた方もおられます。
先日、関東の大学に進学した男性患者さんが1年ぶりにクリニックへ来られました。
体調が落ち着いているのは嬉しい限りで、この4月からは就職して社会人になりますと報告して下さいました。初めて会った高校生のときもしっかりした男の子の印象でしたが、それから7年が経ってすっかり大人の好青年になっています。「これから仕事は大変だと思うけど、揉まれながら精一杯頑張ってみます」と、頼もしい表情が印象的でした。
また、中学生のときに初めて会った女性患者さんも、体調が落ち着いて昨春から社会人として活躍しています。
彼女は仕事のために札幌を離れていて、先日電話で相談をいただいたときのこと。応対した看護スタッフが、電話越しにでも伝わってくる何とも言えない丁寧な人当たり・感じの良さに感激していました。社会人になって1年が経って、きっと彼女も周囲から信頼されて活躍していることと思います。
とくに10代から20代にかけての数年間は、顔の表情だったり、話し方だったり、色んなものが新鮮に変わっていく時期ですね。勝手ながら、子どもが育ち、巣立っていくような感慨深さも感じています。きっと大変なことも多かったに違いありませんが、爽やかに、力強く成長していく姿をみることができるのも、この仕事をしていてよかったと思えるひとつです。
これからも元気に活躍できますよう、陰ながら応援していきたいと思います。
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
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