Dr Makoto’s BLOG

地下鉄でみるスマホのスゴ技

クリニック2021.04.18

公園の桜は蕾が膨らんできて、いよいよ開花が近づいているようです。
今年はどんな桜を目にすることができるでしょうか?
 
地下鉄で通勤していると、今は多くの方がスマートフォン(スマホ)を操作しています。音楽を聴いている人、ゲームをする人、LINEのメッセージをする人・・・。
周囲の人がスマホを使う姿をぼんやり見ていて気づいたこと、スマホの持ち方や操作の仕方が年齢層によってだいぶ違うようです。
 
物心ついたときからスマホと育ってきた10代や20代の方は、主に右手で持ち、右手の親指を巧みに使いながら操作している方が多いようです。フリッカー入力と言って、スライドさせて仮名を入力するので、親指が上下左右にスライドしながら、淀みなく流れるように操作しています・・・私からすると、なんともスゴ技にしかみえません(笑)。ちなみに、若い方はスマホの画面と眼の距離が近い方が多いようです。眼の調節障害の症状、「若い方のスマホ老眼」なんていうのも懸念されているようですよ。
 
さて、40代はどうなのでしょうか?私のようにフリッカー入力ができない40代は、常に連打して仮名を入力するので、画面を叩くような動作が目立ってしまいます。とてもスマートとは呼べないですね(笑)。年齢が上がるにつれて、「左手でスマホを持ち、右手の人差し指で操作する」方が多いようにみえます。もちろん、多くの方がフリッカー入力ではないようで、私のように何度も連打するようです。そして、もう少し年齢が上がると、スマホの画面と眼の距離がだいぶ離れていくようです。
 
私は今のところ、右手でスマホを持って右の親指で操作しています。まだまだ若い部類かと粋がっていましたが、ときどき左手も使いますし、なにしろ画面を連打しています。最近は気づくと眼から画面を離す仕草も出てきて、どうやら本物の老眼もチラついてきているようです。
 
 

廣谷 真

廣谷 真Makoto Hirotani

札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長

【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。

【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩