旅行2023.07.23
ここのところ平日はすっきりしない天気が続いていますが、週末は北海道の夏らしいカラっとした夏日が多いようです。
毎日天気予報と睨めっこしては、気持ちよく山歩きできそうなところを探しています。晴れの今週末は北海道どこにいっても期待できそうな天気、どこに行こうかと出発直前まであれこれ考えている時間も楽しみです。今がピークの高山植物を観ようと、大雪山系の化雲岳へ向かいます。
大雪山系の麓、東川町にある天人峡温泉。まだ小さかったときに賑やかな天人峡温泉を訪ねた記憶がありますが、今は報道でもご存知の通りひっそりとしています。今回はこの天人峡温泉の登山口がスタートです。
天人峡は柱状節理という巨大な岩に囲まれ、絶壁のようになっています。この急峻な壁を進む登山道は「三十三曲がり」と呼ばれる急なつづら折りの坂から始まります。33回ある狭くて急なカーブを登ることからついた名前のようで、実際に数えながら歩いていくと本当に33回のカーブがありましたよ。標高850mまで一気に登ると「滝見台」に到着し、ここから見える北海道最大の落差270m、7段の岩肌を流れ落ちる「羽衣の滝」のスケールに感激します。
そして、陽がのぼり明るくなってくると、鳥のさえずり声が聞こえはじめます。視界が開けて、後ろを振り返ると正面に旭岳がくっきりと見えるようになります。ここから先はところどころ道が良くないところもありますが、全般に歩きやすい道が続いていきます。しばらく歩くと、あたり一面にチングルマが咲き乱れるお花畑に着きます。これは圧巻の景色で、まるで天国にいるかのような気分です。美しい景色はなかなか足が進まないものです。化雲岳と天人峡温泉の往復は短くない距離ですが、終始飽きることのない景色にあっという間の山歩きでした。良い天気が続いてくれたことにも感謝です。
下山すると気温は31℃まで上がっていました、北海道らしいカラっとした夏日です。立ち寄った、天人峡温泉で現在営業している唯一の温泉「しきしま壮」。素晴らしいお湯で、これからもながく続いて欲しい温泉です。
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
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