旅行2023.09.04
日が暮れるとだんだん涼しくなってきて、「あぁこれがいつもの北海道」とホッとしています。一方で、あれだけ暑い暑いと言っていたのに、あの暑さがなくなるのは寂しくも感じるこの頃です。
先日、長野県の上高地から北アルプス・穂高岳を歩いてきました。バスを降りると上高地は標高1500メートル、気温は北海道にいるような感覚です。北海道と違うところは、まっすぐ伸びた高い杉の木が多く、標高を上げていくとゴツゴツした岩が増え、たくさんの山々が見渡せます。
なかでも北海道といちばん違うと感じたところは水の確保です。北海道の山ではごくごく限られたところでしか水を確保できないので、いつも多めに5L程度の水をザックへ入れます。今回の穂高岳に向かうルートは、1-2時間ごとに山小屋が点在していて、自由に水を汲むことができます。水を汲めるだけでもありがたいのに、山小屋にはビールにコーラ、カレーライス、牛丼からおでんまで何でも揃っています。ペットボトル1本程度をザックに入れておくだけで済むので、ザックがだいぶ軽くなる計算です。
いざテントやマットなどをザックに入れて、出発時に重さを計ると…18.5kg。水や食料は少し減っているのに、いつもとあまり変わりないではないですか。ちょっと多めにTシャツを入れ、ちょっとお菓子を加え、ちょっとおつまみを忍ばせて…どうやら知らず知らず快適さや嗜好を求めて重くなってしまったのでしょう。どれもちょっとずつなのですが、塵も積もれば…ですね。
こうやって毎回歩いている途中は、「今度こそモノを減らして軽くしよう」と後悔や反省ばかりです。ところが、無事に下山すると爽快感で重さの記憶が薄れてしまうようです、またも懲りずに同じことを繰り返しています。
~奥穂高岳からみる槍ヶ岳
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
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