クリニック2024.01.29
低気圧がやってきて大荒れだった1週間、デコボコ・ツルツルの雪道で脚がパンパンになった方も多いのではないでしょうか。ようやく週末に青空が広がって、ホッとした気分になっています。
ところで、クリニックの訪問リハビリテーションスタッフ(作業療法士)が、先日ケアマネジャー試験に愛でたく合格しました。通常のリハビリテーション業務で忙しいなか、難関の試験にチャレンジして合格する、とても頭が下がる思いです。
当院の訪問リハビリテーションは、神経難病の患者さんを対象に、スタッフがご自宅へ訪問してリハビリテーションを提供しています。病院を受診するときに提出する健康保険証(医療保険)とは異なり、介護保険証(介護保険)を利用するリハビリテーションです。クリニックに通院している患者さんにも、この介護保険を利用している方がたくさんおられます。
そして、この介護保険を利用する際に必要なサービスを中心になって計画・調整していくのがケアマネジャーの役割です。実際に、ケアマネジャーは、訪問リハビリテーションのほかにも、通所介護(デイサービス)や訪問介護、福祉用具のレンタルなど、それぞれの患者さんへ必要なサービスを調整していきます。身体の状況はもちろんのこと、精神的な面、家族や社会との関わり、ご自宅の環境や経済的な面など、あらゆる方面から患者さんの生活へアプローチしていくという、とても専門的な役割が期待されます。
今回ケアマネジャー試験に合格した作業療法士は、引き続き訪問リハビリテーションを担当していきますが、ケアマネジャーの素養を活かして、さらに質の高い訪問リハビリテーションを提供していくことでしょう。スタッフが沢山の引き出しを持っていくことは、沢山の患者さんに還元されていくことと信じています。
~雌阿寒岳からみる阿寒湖と雄阿寒岳
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
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