クリニック2024.12.01
2016年クリニック開院の準備をしていたときのことです。広報活動をしているスタッフから「ブログを始めてみませんか?」との提案にはじまり、気楽な気持ちでブログを始めたのが最初です。現在まで週に1回ブログを更新していると、ありがたいことに、患者さんやスタッフ、他医療機関の方などからお声かけいただき、会話のきっかけになることもしばしば。縁もあって、パーキンソン病友の会北海道支部の会報誌「希望」にも定期的に掲載していただいています。
先日、道外に住んでおられる女性から、クリニックへ一通の手紙が届きました。ご両親の介護に尽力していたところ、ご自身がパーキンソン病を発症されたというのです。先が見えずに途方に暮れていたところ、治療に向き合いながら、拙ブログを見つけ、定期的にご覧になっていただいているとのことです。パーキンソン病のことや、クリニックのこと、音楽のこと、山の写真など雑多過ぎる内容ですが、気持ちが明るくなるとのお褒めの言葉をいただきました。匿名でしたのでお名前も存じ上げないお方ですが、文面からはすごく真摯な方の印象を受けます。わざわざ丁寧に文書にしていただいたことに、この場を借りて御礼申し上げます。
インターネットを通じると、ブログの内容はどなたでも・どこからでもご覧になることができます。ありがたいことに、全国から実にたくさんの方に読んでいただいているようです。その分、どうしても書ける内容や表現に制限が出るのは致し方ないところがありますが、一神経内科医がこんなことを感じながら日常診療をしているということを、これからも息抜きがてら読んでいただけると幸いです。
私の性分で、あまり目立った・派手なことはできませんが、ほそく・ながく続けることは割と得意なほうと思っています。はたして自分が60歳になったときにどんなことを書いているのでしょうか?まったく想像がつきませんが、今からちょっとワクワクもしているところです。
~北アルプス・穂高連峰の朝焼け
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
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