クリニック2024.12.09
この週末で一気に雪が降り、ついに根雪になりそうです。道産子でもまだ冬道になれていない時期、そろりそろりと歩く姿が目立ちます。安全に冬を過ごしていきたいものです。
クリニックに来られる患者さんの多くは40歳を過ぎてから介護保険料を支払ってきておられますが、いざ介護保険サービスの内容や申請するタイミングはどうしてよいかわからないという相談を受けます。
介護保険の基本は、65歳以上になると介護認定を受け、介護サービスを利用することができるというものです。訪問介護(ヘルパー)、通所介護(デイサービス)、通所リハビリテーション(デイケア)、短期入所生活介護(ショートステイ)、訪問看護、訪問リハビリテーションといった介護サービスです。
ところが、クリニックに多く通われているような神経難病(パーキンソン病、脊髄小脳変性症など)の患者さんは、65歳に達していなくても、40歳以上であれば介護認定を受け、介護サービスを利用することが可能です(第2号被保険者と言います)。実際に多くの方が利用されています。
ところで、当院で行っている神経難病に特化した訪問リハビリテーションは、基本的に介護保険を利用したサービスになりますので、介護認定が必要となります。
最近は通院が大変な冬期間の外来リハビリテーションを、訪問リハビリテーションに切り替えて行う患者さんが増えてきています。神経難病のリハビリテーションは専門性が高く、クリニックの外来リハビリテーションを引き継いだメニューで訪問リハビリテーションにつなげることができるのがいちばんのメリットです。訪問リハビリテーションへ切り替えを希望の際は、ケアマネジャーを通じての調整が必要となりますので、本格的な冬になる少し前にご相談いただけましたら、スムーズに訪問リハビリテーションへ移行することができます。お気軽にご相談くださると幸いです。
~北アルプス 燕岳分岐にて
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
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