音楽2024.12.16
冬ってこんなに寒かったでしょうか?…ここ数年、冬になる度に感じていることです。そろそろ根雪かな…なんて思っていたところ、一気に本格的な冬に入りました。そして、冬の寒さでハッと気づいたのですが、恐ろしいことに、今年はあと2週で終わるということ!急にせわしない気分になってきています。
コロナ禍が明けてから、札幌にもたくさんの観光客がいらして、通勤途中に通る札幌駅はすごい人混みになっています。色々な集まりも戻ってきて、コロナ禍で自粛していた忘年会もだいぶ再開されてきているようです。
残念ながら北祐会の忘年会はまだ自粛をしていますが、同門の北大神経内科の忘年会は昨年から元のかたちで開催されるようになりました。診療などでいつもお世話になっている同門の方が一同に集まって顔を会わせることができる機会で、道内で診療している同門の方が奮闘している様子を感じては、また来年も頑張ろうと思えるものです。
さて、この忘年会では各病院が一年を振り返る近況報告があるのですが、今年は各病院が作成した近況動画を忘年会で流すという企画になりました。クリニックでも近況を報告することになり、さてどうしようかと1週前から慌てて考え始めます。昨年から就任した副院長の山田先生がバイオリンを弾いていて、いつも楽しい演奏活動の話を聞かせてもらっており、いつか一緒に弾けたらと思っていたところでした。恐る恐る山田先生に一緒に弾きませんか?と相談してみたところ、二つ返事で快諾をいただけました。よしっ、と思ったのも束の間、そういえば私が数年バイオリンを触っていないことに気付いてしまったのです。
家に帰って恐る恐る楽器のケースを開けると、案の定、数年の時を経て弦がバッチリとゆるんでしまっていました。慌てて楽器店で弦を購入して、新しく弦を張り替えるところからのスタートです…前途多難。そして、いざ弾き始めて、「思ったより弾けるかも?」なんて感じたのは、数年ぶりのため耳が衰えていて、それっぽく聞こえるだけだったようです。とくに左手で弦を抑える形が簡単に戻るはずもなく、久しぶりにカラオケボックスへ行って音階練習から再開してみます。すると、なんとも不思議なもので、昔はどうしても好きになれなかった単調な音階練習が、とっても楽しいと思えるのです。何事も、同じことをやっていても、そのときの状況や年齢によって変わってくるのかもしれませんね。
なんとも急ごしらえの1週間でしたが、山田先生の協力と、広報を熱心に担当している北祐会スタッフが綺麗に動画を撮ってくれたお陰で、忘年会で演奏動画を流すことができました。そして、細々と音階練習を続けていこうと、来年にむけてのちょっとした目標もできたところです。
~機上からの糠平湖と大雪山系の山々
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
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