Dr Makoto’s BLOG

好きこそものの上手なれ

クリニック2025.01.26

通勤をしているときの地下鉄では、一昔前ですと4つ折りにした新聞を読んでいる方を多くみかけたものでした。スマートフォンで新聞を読めるようになったこともあるのでしょうか、最近は新聞を読んでいる方はめっきり少なくなりました。地下鉄では本を読んでいる方もみかけますが、スマートフォンでニュースを読んだり、ゲームをしたり、動画を観たりしている方を多くみかけます。かくいう私も、最近はYouTubeから色んな情報を集めたり、楽しませてもらい、登録しているYouTubeチャンネルが少しずつ増えています。
 
最近ふとしたことで知ったのが、13の言語を話す方のYouTubeチャンネル(Kazu Languages)。言語が好きな日本人の24歳若者が、独学で13の言語を習得し、世界中の方とコミュニケーションする動画です。「13の言語!!」と驚くばかりで、彼は英語・スペイン語・ポルトガル語・ドイツ語・フランス語・ロシア語・ポーランド語・アラビア語・インドネシア語・トルコ語・中国語・韓国語・タイ語を流暢に話しているのです。好きこそものの上手なれ、とは言ったものですが、ここまでいくと、そもそも脳のつくりが違うのでは?思ってしまうほど圧巻です。
 
動画では、海外の方と、最初はお互いに英語で自己紹介をしていきますが、相手の母国語がわかるやいなや、その言語に切り替えて会話をすすめていくのです。観ていて面白いのが、自分の母国語を話してくれた瞬間に、相手の表情が、エっ!まさか!ホントに!と驚いて、満面の笑顔に変わるところです。それはそれは、日本にいても、外国の方が日本語で話してくれると、自然と嬉しくなりますものね。
 
多言語を操れるだけでも素晴らしいのですが、彼の凄いところは、相手の国へのリスペクトがしっかりあって、謙虚さが滲み出ているところです。こんな若者が日本にいるなんて、勝手に誇らしく感じてしまいます。なんとも気持ちがポジティブになる動画で、私も世界中の方と話したような気分になれます。
彼の動画を観漁って、ついつい夜更かしをしてしまった週末です。
 
 
~大雪山 白雲岳避難小屋とナナカマド

廣谷 真

廣谷 真Makoto Hirotani

札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長

【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。

【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩