クリニック2017.07.22
7月21日夜 札幌市内の各施設が参加してカルチャーナイト2017が開催され、
開院後はじめての夏を迎えるクリニックも参加させていただきました。
カルチャーナイトは、北欧で短い夏の夜を楽しむ文化イベントとして始まったそうです。
札幌のカルチャーナイトは今年で15回目になりますが、病院の参加は意外にも(!)はじめてになりました。
第1部「音楽療法のおはなし」では、
近藤先生のおはなしがとても軽快で楽しく、すっかり引き込まれてしまいました。
なかでも講演で紹介された動画では、
ふたりの幼児が「うーうー」うなり声だけで絶妙なコミュニケーションをとる姿に、
参加のみなさんが癒され、雰囲気も一気に和みました。
これは、うなり声を音楽のように捉えることで、幼児もしっかりコミュニケーションしているとのことで、
人は生まれたときから音楽的なコミュニケーション能力(communicative musicalityというそうです)
を持っているそうです。そういわれると、なるほど合点がいきます。
「音楽療法」は理論にかなった学問・セラピーですが、
「あぁそういうことで音楽によって気持ちが和むのかぁ、元気がでるのかぁ」と
「合点がいく」と、きっとセラピ―の効果が増すのではないでしょうか。
日常生活で音楽のもっている軽快なリズム・美しいメロディー・身体に響いてくる音の振動などを
ちょっとだけ意識して聴いて、あとは本能的に感じて、楽しんで、心地よく感じることが、
心身をリラックスさせ、元気にさせてくれると思っています。
第2部の「コンサート ~音楽で脳とカラダをもっと元気にしよう~」では、
まさにそのような体験をしていただけたのではないでしょうか。
北海道の短い夏が終わったとき、カルチャーナイトがみなさんの夏の思い出に残っていると幸いです。
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
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