パーキンソン病2017.12.13
1日の大半でスマートフォン(スマホ)を持ち歩いている方も多いことでしょう。
私も、電話・メール・音楽はもちろんのこと、電卓を使ったり、思い思いに写真を撮ったり、
カバーに定期券を入れて地下鉄改札をピッ!と通過したりと、スマートフォンはなくてはならない必需品です。
普段から持ち歩いていることが多いので、ちょっとした変化を記録するのに打って付けのスマートフォン。
パーキンソン病患者さんの症状も日によって、時間によって変化しますので、
その記録をスマートフォンでできたらとっても便利だろうなと、以前から感じていました。
今回新しく利用できるようになった「PDリハビリ日誌」というスマートフォン用アプリ、重宝しそうです。
✓薬の登録はもちろん、内服時間になるとアラームで教えてくれます。
✓調子の良い時間(On)と調子のよくない時間(Off)、ジスキネジア・痛み・睡眠障害などの
困った症状を簡単に記録することができ、グラフにしてくれます。
✓症状にあわせたリハビリテーションを動画で紹介してくれます。
✓メトロノーム機能でテンポに合わせながら歩き、歩行時間を記録できます。
本や情報誌を読む、クリニックの患者さんと情報交換をする、クリニックスタッフとおしゃべりする・・・
このアプリもそのひとつになるかもしれません。
パーキンソン病と上手く付き合うきっかけになればしめたものです。
街中での歩きスマホはおすすめできませんが、自宅でメトロノーム機能とともに歩くのは良いのではないでしょうか?(笑)
iPhoneとAndroid いずれのスマートフォンからもダウンロードできますので、
一度試してみるのも良いかもしれませんよ(「PDリハビリ日誌」で検索してみてください)。
使ってみた感想などを是非聞かせていただけると嬉しいです。
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
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